日々の疲れやストレスを和らげ、深いリラクゼーションを提供するドライヘッドスパ。当店にも、リフレッシュや自律神経の整えを求めて多くのお客様がご来店くださっています。しかし、すべてのお客様に施術をご提供できるわけではなく、安全を最優先とする観点から、誠に申し訳ございませんが、施術をお断りさせていただくケースがございます。
本記事では、当店がどのような場合に施術をご遠慮いただいているのか、その理由とともに詳しくご説明いたします。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
ドライヘッドスパの効果とは?
まず、ドライヘッドスパには以下のような効果が期待できます。
⚫︎自律神経の調整:頭部を中心にやさしく筋肉を緩めることで、副交感神経が優位になり、ストレスの緩和や睡眠の質の向上に繋がります。
⚫︎血行促進:頭部の血流が改善され、眼精疲労や肩こり、首のこりなどの軽減にも効果的です。
⚫︎脳疲労の回復:PC作業やスマホ使用による脳の過剰な情報処理に対し、静かに整える時間を提供します。
このように、心身に良い影響を与える施術ではありますが、体調や状況によっては逆効果となってしまう恐れもあります。
妊娠中のお客様への施術について
当店では、妊娠中のお客様への施術はお断りさせていただいております。理由は、妊娠中の身体はとても繊細であり、以下のようなリスクが懸念されるためです。
■ツボ刺激によるリスク
頭部には非常に多くのツボが集まっており、なかには子宮の収縮を促すとされるツボも存在します。ドライヘッドスパの手技によりこれらのツボを刺激する可能性があるため、意図せず早産や流産のリスクを高めてしまうおそれがあります。
■アロマによる影響
妊娠中はホルモンバランスの変化により、嗅覚が非常に敏感になります。通常はリラックス効果のあるアロマでも、不快に感じたり気分が悪くなったりする場合があります。さらに、一部のアロマには「通経作用」があり、妊娠初期には流産のリスクを高める恐れもあるため、使用が推奨されません。
■施術姿勢による負担
ドライヘッドスパは基本的に仰向けで施術を受けていただきますが、妊娠中は仰向けの姿勢が血流を妨げ、胎児への影響を及ぼす可能性も指摘されています。また、体調の変化が起きやすいため、急な体調不良に対応しきれないリスクもあります。
このような理由から、施術中の安全性を完全に確保することが難しいと判断し、妊娠中の方への施術はお控えいただいております。リラクゼーションをご希望の場合は、産婦人科や妊婦さん向けの専門施設をご利用いただくことをおすすめいたします。
アルコール摂取後の施術について
当店では、お酒を飲まれた後(酔いが完全に覚めていない状態)のお客様への施術も控えさせていただきます。ドライヘッドスパは血行を促進するため、アルコールとの相性が悪く、以下のようなリスクが伴います。
■酔いが回りやすくなる
施術によって血流が良くなると、体内のアルコールが急速に循環し、酔いが強く出たり気分が悪くなったりする可能性があります。アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドなどの物質が巡ることで、頭痛や吐き気などの症状が出ることもあります。
■痛みや違和感に気づきにくくなる
アルコールによって感覚が鈍くなると、施術による違和感や負担に気づきにくくなります。本来であれば調整できるはずの痛みや不快感が放置され、施術後にかえって不調を感じるケースも考えられます。
このような危険性を考慮し、リラックスを目的にご来店いただいてもかえって不快な思いをされることのないよう、飲酒後のご来店はご遠慮いただいております。
すべてのお客様に安心・安全な施術を提供するために
ドライヘッドスパは、心と身体を深く癒す素晴らしい技術ですが、すべての方に同じように施術できるわけではありません。当店では、「安全であること」を何よりも大切にしており、妊娠中や飲酒後といったリスクが考えられる状況では、やむを得ず施術をお断りさせていただきます。
私たちは、来てくださったすべてのお客様が安心して心地よい時間を過ごしていただけるよう努めております。不安がある状態での施術は、リラクゼーション本来の効果を損なってしまう可能性もあるため、事前のご理解とご協力をお願い申し上げます。
「リラックスしたい」「疲れを取りたい」と思ったときに、安心してご利用いただける場所であり続けるために、今後とも丁寧なご案内と誠実な対応を心がけてまいります。